冬がはじまるよ

私は昔から暑がりでした。小中高と冷房のない学校に通い、東京の蒸し暑い夏と戦ってきました。7月の授業期間は梅雨明けの爽快感でなんとかしのいでいたのですが、毎年9月の残暑が厳しかったですね。学校帰りにゲームセンターとか中古CD店とかブックオフとか、冷房がよく効いている施設で体を冷やしていました。
大学はさすがに冷房がついていたのですが、「そういう時代」というか、温度設定が28度とかで、多いときには数百人の若人(若人あきら我修院達也って今何してるんでしょうね)が集う大教室はあまり冷えなくて、やはり厳しいものがありました。冷房の風がよく当たる席を調べて、毎回そこに座るなどの悲しい努力を続けていました。

時は流れて令和2年晩秋、冷えがアラフォーの身にこたえます。
9月に引っ越した部屋が寒いんですよね。かといって、部屋に置いている温度計は20度をさしているので、エアコンをつけるにはまだ早いような気がして、冷えと戦っています。
職場がとても慎重で、いまだに全面在宅勤務が続いています。部屋にノートパソコンと資料を置いたデスクがあるのですが、底冷えがはなはだしい。足があまりに冷えるので、椅子の上に正座したりしてしのいでいます。ずっと正座していると足がしびれるので、定期的に足を下ろしているのですが、オンラインミーティングにノートパソコンの内蔵カメラを使って参加しているので、頭の位置がぐわんぐわん動いて具合がとても悪いです。スムーズにノートパソコンのカメラの角度を変える、応用の効かない技術が身につきました。

冷静に書き出してみると何と戦っているのかはよく分からないですが、まあ、「昔取った杵柄」ではないですけど、「冷えに苦しんでいる自分」が素直に受け入れられていないのでしょうね。
いつまでも若いつもりでいても、たぶん基礎代謝ぱすぽ☆のデビュー曲のチャートアクションくらい落ちている(初登場1位→翌週102位)でしょうし。

というわけで、いつまでもノートパソコンのカメラの角度を変えていてもしかたないので、意を決してAmazonで電気毛布を注文をして、今日我が家に届きました。
丸洗いができるすぐれものです。消費電力も75Wなので、家計にもやさしい。そして何より、あたたか〜い(C. W. ニコル)。
オンラインミーティングは上半身しか映らないので、漫画に出てくるおばあちゃんのように2つに折った電気毛布をひざから足にかけて働いています。若い頃の私に「お前はアラフォーになったら電気毛布をかぶって仕事するようになるぞ」と言ったらなんて言うでしょう。そのうち編み物とか始めてしまうかもしれません。

この部屋に9月に引っ越してきたので、真冬はまだ未体験です。でも、戦友 -でんきもうふ-(水樹奈々ちゃんさん的に)と一緒なら乗り越えられる気がします。もう何も怖くない。